産廃担当者に求められる知識を基礎から体系的に網羅する
受講期間:2か月   ■ 受講料:22,000円
「産廃を出さない会社は、ありません」
だからこそ、
産廃処理の正しいルールを知る人材を
育成する必要があります。

産業廃棄物適正管理能力検定とは

産業廃棄物適正管理能力検定とは、「一般社団法人企業環境リスク解決機構」の主催する、企業の産廃担当者が「実務を行う上で知っておかなければならない必須の知識」を問う検定試験です。
産廃処理には、廃棄物処理法をはじめ、各種リサイクル法や特措法など、複雑なルールが定められています。思わぬ法律違反に陥らないために、これらのルールについての正しい知識が必要です。同検定では、産業廃棄物の排出事業者の担当者が、実務を適正に行うための基礎知識を体系的に学ぶことができるとともに、その習得度を確認することができます。本講座は、排出事業者側の産廃担当者として必要な知識を基礎から体系的に学習し、同検定に合格できる水準の知識を身に付けるためのものです。

産廃リスク回避のキーパーソンへ

知らなかった……で済まされないのが、産廃処理に関するリスクです。正しいルールを知らなければ容易に違反を犯してしまい、社名公表や刑事事件化など、企業全体の信用を損なう事態に発展するリスクがあります。また、他社に処理を委託していても、委託先でトラブルが起これば、数年前の管理状況にまでさかのぼって、自社の責任を追及されるリスクもあります。 本検定合格者は、産廃処理に関する知識保有者として、業務の担当者・監督者などの責任ある役割を果たすことが期待される、企業の産廃リスク回避のキーパーソンとなります。

講座の特徴

本講座のテキストは、産廃担当者に必要とされる知識を体系的に網羅しており、検定受験対策としてはもちろん、実務の参考書としても使用できるつくりとなっております。
副教材の「産廃がわかるハンドブック」は豊富な図解と平易な文章で、重要ポイントをビジュアル的にとらえられるよう工夫されており、公式テキストと併用していただくことで、はじめて学習する方でも無理なく学習を進めることができます。

例えばこんな問題です

ア.産業廃棄物に該当するものは次のうちどれか。
  1. 食品製造工場で原材料の搬入時に使用されていた木箱
  2. ペットショップで排出されたペットの糞尿
  3. 飲食店で客が飲食した後のプラスチック容器
  4. 建設業者が事務所での会議で使用した紙資料
イ.産業廃棄物の保管基準として不適切なものは次のうちどれか。
  1. 保管場所には60cm四方以上の大きさの掲示板を設置しなければならない  
  2. 排出事業者の行う一時保管であっても保管基準が適用される  
  3. 保管の高さの上限は掲示板に記載しなければならない  
  4. 汚水が生じる場合は床面を不浸透性の材料で覆う必要がある
※正解は、カギカッコ内を反転させて確認してください →「 ア:3  イ:3 」
廃棄物処理法の
概要と委託契約
「廃棄物」、「産業廃棄物」、「排出事業者責任」などの基本用語を習得しつつ、廃棄物処理法の全体を概観します。また、産廃の処理を他社に委託する際に必要となる「許可証」と「委託契約」について詳しく学びます。

廃棄物処理法の目的と改正の背景/産業廃棄物の排出状況の実態/廃棄物処理に関わる立場と責務/排出事業者とは/廃棄物とは/知っておくべき廃棄物に関する用語/法令違反に対する厳しい罰則規定/委託処理後の不適正処理/不適正処理に対する自治体の対応/法的責任だけが企業リスクじゃない/委託基準@「許可証」/委託基準A「委託契約」
マニフェストと廃棄物の処理基準
廃棄物処理の進捗確認ツールであるマニフェスト制度、廃棄物の保管基準をメインに学習します。さらに、水銀廃棄物のように特別な管理を要する廃棄物、家電リサイクル法や建設リサイクル法などの、廃棄物処理法以外の法令についても習得します。

委託基準B「マニフェスト制度」/処理委託において重要な定め/保管における基準/収集運搬における基準/処分の方法や基準/特別な基準を要する廃棄物/廃棄物処理法で扱う廃棄物以外の規定/環境関連法令の全体像/個別のリサイクル関連法令/災害廃棄物に関する対応 他
■教材構成
テキスト1冊/産廃がわかるハンドブック1冊/学習のガイド1冊/添削課題2回

※本講座は一般社団法人企業環境リスク解決機構との提携講座になります。
 産業廃棄物適正管理能力検定の詳細等は同機構ホームページをご覧ください。https://cersi.jp/



株式会社アイ・イーシー tel:03-3263-4474  e-mail:info@iec.co.jp