受講期間:3 カ 月
受講料:19,980円
介護を理由とした離職も増加
厚生労働省の発表によると、要支援・要介護認定を受けている人の数は、およそ630万人(平成28年10月現在)。65歳以上人口の約18%になります。そして、家族の介護や看護を理由として離職または転職をした人は、年間およそ10万人にのぼるとされています。

仕事をやめなくてもいい介護のしかた
介護についての考え方はさまざまですが、介護をする側のメンタル面、経済面など総合的に考えると、仕事をやめずに介護をしていくことが原則です。ただ、働きながらとなると、相当な負担がかかるため、手間を省く方法や、ストレスをためない介護のしかたを知っておかなければなりません。

本講座は、長年高齢者福祉に携わり、自身も働きながら親の介護をしてきた「介護のプロ」が、介護をするにあたって知ると知らないでは大違いの知識や、法律・サービスを最大限生かすためのコツを教えます。これまで受けた相談や解決してきたトラブルなど、本当にあった事例が満載ですから、まさに生きた教材として参考になる内容ばかりです。
受講生から寄せられた悩み
●仕事と介護の日々。毎日が綱渡りです。
●24時間365日拘束されていてたまりません。
●こんなに長くなるとは思いませんでした。
●施設か在宅か迷っています。
●親を我が家に呼び寄せたほうがいいのでしょうか。
●嫌いな姑を介護したくありません。
●口だけ出して、お金も手も出さない兄弟がいます。
●私が病気になってしまいました。          等々
この道の第一人者、浴風会ケアスクール校長、服部 安子さんが、これまでの経験を活かして、テキストを 執筆しました!
浴風会ケアスクール校長 服部安子氏
障害児福祉の地域実践に11年、福祉専門学校・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設等の立ち上げを行ってきた。
新しい時代の介護を目指して
医療技術の進歩により、介護される期間が 10 年以上続くことも今では珍しくありません。介護が必要になったとき、あなたはどんな介護を望みますか? 
長年ケアの現場に携わってきた経験のなかで私が痛感したことは、介護される立場も「その人らしさ」が生活に反映されなければ、人は「生を生きた」と感じることができないのだ、ということでした。家族も同じです。
「納得のいく介護」が果たせなかった家族は、自責の念や後悔の気持ちとともに「取り残されて」しまうのですから、もっと辛いと言えるかもしれません。そうならないためにも、双方にとって実りある介護にしたいものです。

少しでも多くのみなさんが本通信講座で学んでいただき、仕事や自分らしい暮らしとの共存を果たすことのできる「新時代の介護」を実践できるよう願っています。

介護によって仕事に悪影響をもたらさないために
介護に関する相談を受付けている団体によると、介護保険や施設に関する相談は減少し、介護者の心身疲労を訴えるものが増えてきたという結果があります。
介護者の孤立、仕事や子育てとの両立、老々介護、認知症に関するものが多く、それにともなう、介護者のストレスの問題が深刻になっています。しかも、介護は、子育てとは違い、いつまで続くのかわからず、長期化することも多く、まして、仕事をしながらとなると、かなりの負担になり仕事へも悪影響を及ぼします。
そこで、仕事をしながらできる介護の仕方について学び、介護の負担を軽減して、仕事との両立を図ります。
学習内容 テキスト内容をPDFで閲覧
1か月目・・・負担を軽くするために知っておきたい知識と考え方
介護の大変さ、実情についてケースで理解し、負担軽減の方法、要介護認定の申請方法や対策、施設の選び方などを学びます。長年現場で経験してきたプロだからこそわかるコツやポイントを説明しています。
なぜ介護は大変?/介護の大変さを軽くするには?/そもそも介護の最終目的は?/親が遠くにいる場合は?/家で看るか施設で看るか/介護が必要になった時にすべきこと/施設の良し悪しの見分け方
2か月目・・・認知症への対応と介助のコツ
寿命が伸び、昨今増加現象にある認知症について理解を深め、認知症の人との接し方について学びます。寝たきりや車椅子の場合の介助のしかたについても学習します。
ケアプランの実例/認知症の原因、予防/認知症の進行をおさえるには/認知症の行動への対処のしかた/介助のコツ/介護にまつわるQ&A(うつがつらいが母を施設にいれられない、徘徊への対応) 他
3か月目・・・介護保険の実際と自身のライフプラン
活用の仕方や情報を知っているだけで、ちょっとお得な介護保険の知識や、介護に関する商品やサービスについて学習します。また、自分自身の将来について考える内容やワークシートも用意しました。
介護保険の利用状況/介護にかかるお金は?/介護保険以外のサービス/介護休業制度/介護保険で使える福祉用具/自分の人生について考える/生き方ノートを書いておく/マネープランをつくる 他
個別相談もプロの手で・・介護に関する悩みを著者の服部安子先生が自ら相談に応えてくれます。(オプション)

●受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、 どのような特性があるのかを確認することができます。15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!

http://www.iec.co.jp/pazz/



●受講生のみなさんから寄せられた声
以前、認知症サポーターの講習や介護施設の代表者の後援会等に参加し、その際に得た知識や福祉の業務に携わっていた際の経験があったが、今回の学びで、さらに介護者の思いと要介護者の思い、また、介護に対する考え方や対応の仕方など、具体的な事例にイメージが湧き、考えることができた。(地方公務・40代・女性)
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