古代中国から伝わる兵法から勝ち筋を学ぶ

戦国武将の兵法
~乱世を生き抜く勝利の定石~

  • 受講期間:3か月
  • 受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)

戦国武将が手本とした兵法。
その不変の真理を紐解き、
どう生かしたかを学び、
ビジネス戦略のヒントを探る。

兵法

学習のねらいと講座の特徴

● 新しい価値が求められる時代だからこそ、古きに学ぶことに理がある
変化の激しい現代を生き残るため、組織や個人にはつねに新しい価値の創造が求められています。それは容易ではありませんが、温故知新の言葉のとおり、新しい創造にはまず古きを学ぶことに理があります。かつて、戦国の乱世で覇権を争った武将や軍師たちもまた、古代中国の「兵法」を手本とし、戦術をはじめ、統治者のあり方や政治、軍の統率、交渉の心得などを学び、状況に応じて巧みに戦略を変えながら、その名を歴史に刻んでいったのです。そこで、千古不易の真理を説く「兵法」はもちろんのこと、戦国武将たちがどのように応用していったのかを学ぶことは、現代ビジネスでも大いに役立つと考え、本講座を企画しました。
● 『孫子』や『呉子』などの兵法書と、戦国武将の兵法の活かし方から学ぶ
歴史に名を刻んだ戦国武将たちは、いかにして激動の世を生き抜いたのか。その根幹にあったものは「兵法」に他なりません。古代中国で説かれた教えを学び、そこから新しい道理や知恵を導いていったのです。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知ることは、変化の激しい現代にも通じる理です。そこで本講座では、『孫子』『呉子』『三略』『三十六計』など全27 の兵法書の教えと、それを戦国武将がどう活かしたのかを紐解いていき、現代のビジネスシーンに役立つヒントを探っていきます。
● 歴史研究の第一人者、小和田哲男さん監修のもと、歴史学者の小和田泰経さんが執筆!
特に日本の戦国時代の研究で知られる、著名な歴史学者の小和田哲男さん監修のもと、同じく歴史学者である小和田泰経さんが執筆を担当。静岡英和学院大学講師。主な著書は、『関ヶ原合戦 公式本』(学研パブリッシング)、『家康と茶屋四郎次郎』(静岡新聞社)、『戦国合戦史事典 -存亡を懸けた戦国864 の戦い-』『朝鮮三国志 -高句麗・百済・新羅の300 年戦争-』、『兵法 -勝ち残るための戦略と戦術-』(いずれも新紀元社)など。NHK 大河ドラマの2017 年放映『おんな城主 直虎』に資料提供として参加している。
● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/
pazz

 

講座カリキュラム

1か月目
兵法の基礎知識
兵法とは/孫子/呉子/尉繚子/司馬法/六韜/三略/李衛公問対/商子/墨子/管子/荀子/准南子/便宜十六策/将苑/太白陰経/虎鈴経/武経総要/武備志/百戦奇略/三十六計/論語/孟子/韓非子/新書/説苑/大載礼記/塩鉄論/兵法名言集
2か月目
組織のための兵法
第1章 内政を整える
第2章 戦いに備える
第3章 兵士(組織)の統制
第4章 情報分析の方法
第5章 戦略・戦術の心得
『便宜十六策』国は軍をもって補となし、君は臣をもって佐となす<徳川家康>
『三略』人を尚(たとっと)べば、下(しも)、力を尽くす<武田信玄>
『孫子』後(おく)れて戦地におりて戦いに趨く(おもむく)者は労す<上杉景勝>
『三十六計』煉瓦を投げて球を引く<尼子晴久> 他
3か月目
軍師の日常的な政策と軍師の失敗に学ぶ
第1章 攻撃における戦略
第2章 戦況を有利にする計略
第3章 戦いにおける戒め
第4章 守備・受け身の戦い
第5章 引き際の戦略
『孫子』囲師(いし)には必ず闕(か)き、窮寇(きゅうこう)には迫ることなかれ<黒田官兵衛>
『三十六計』濁り水に魚を捕らえる<毛利元就>  他
教材構成 テキスト3冊/提出課題3回
監修 小和田哲男(おわだ てつお)(文学博士、歴史学者、静岡大学名誉教授)
日本の文学博士、歴史学者。特に日本の戦国時代に関する研究で知られる。静岡大学名誉教授。
著者 小和田泰経(おわだ やすつね)(歴史学者、静岡英和学院大学講師)
日本の歴史学者。父・哲男氏と同じく戦国時代史を中心に、合戦、城郭、武具にも精通する。

 

執筆指導講師からみなさまへ

小和田哲男先生
私は、歴史は鏡であるとよく言っています。過去を写し、未来を照らす。歴史をただ過去のものとして所謂回顧趣味で終わらしてしまえば、本当の歴史ではありません。むしろ歴史を学ぶことによって、自分の生き方の指針にする。そういう姿勢を多くの人も持ってもらいたいなと思っています。
本コースでは、具体的に歴史の事実として、誰がどういう場面で発揮したのか、実務に関するスキルに直接結びつけた新たな捉え方で解説しています。自分に照らし合わせながら学ぶことにより、多くのヒントを得ていただければ幸いです。