歴史の渦の中へ消えていった武将たちの失敗から成功への糸口を学び取る

歴史に諍った七人の戦国リーダー

  • 受講期間:3か月
  • 受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)

天下をつかみ損ねた男たちの
敗者の美学、そして
勝利するには何が欠けていたのか
ビジネスに通じる教訓を学びます。

学習のねらいと講座の特徴

● 天下をつかみ損ねた男たちから学ぶ、勝利への道
群雄割拠の戦国時代。リーダーとしての資質を持ちながら、時代に翻弄されたり、読み違えて破れていった七人の武将(今川義元、武田勝頼、北条氏政、明智光秀、浅井長政、柴田勝家、真田幸村)を取り上げ、「なぜ天下をつかみ損ねたのか」ということから、激動の時代の中で勝ち残る方法や考え方について学ぶコースです。また、ここで取り上げる武将は、敗れはしましたが、優れた武将たちでもありました。そこで、七人の武将のエピソードから、いまのビジネスにも通ずる教訓を学び取っていきます。
● 著者は歴史研究の第一人者、小和田哲男さんです
小和田哲男(おわだ てつお)(文学博士、歴史学者、静岡大学名誉教授)
日本の文学博士、歴史学者。特に日本の戦国時代に関する研究で知られる。静岡大学名誉教授。執筆、講演活動のほかに、NHK『歴史秘話ヒストリア』やNHK Eテレ『さかのぼり日本史』などで解説を務める。戦国史と現在のビジネスマンの生き方を比較するような著書や公演も多く行っている。NHK大河ドラマの時代考証も行っており、1996年放映の『秀吉』、2006年放映の『功名が辻』、2009年放映の『天地人』、2011年放映の『江 姫たちの戦国』、2014年放映の『軍師官兵衛』の時代考証を監修している。
著書に、『日本人は歴史から何を学ぶべきか』(三笠書房、1999年)/『歴史に学ぶ―乱世の守りと攻め―』(集英社文庫、2000年)/『戦国の城』(学研新書、2007年)/『戦国武将を育てた禅僧たち』(新潮選書、2007年)/『悪人がつくった日本の歴史』(中経の文庫、2009年)/『戦国武将の生き方死にざま』(新人物文庫、2009年)/『詳細図説 信長記』『詳細図説 秀吉記』『詳細図説 家康記』(新人物往来社、2010年)/『お江と戦国武将の妻たち』(角川ソフィア文庫、2010年)/他多数。
● 本コースで取り上げる七人の武将
浅井長政妻、市の兄である織田信長と同盟を結んだが、後に朝倉軍とともに近江国・姉川で織田徳川連合軍と戦う。小谷城の戦いで織田軍に敗れて自害。
武田勝頼甲斐国の戦国大名。庶子として生まれたが、信玄の死後家督を相続。長篠の戦いにおいて織田・徳川連合軍に大敗。領国の再建を図るも織田信長の甲州征伐により、天目山で自害した。
北条氏政相模国の戦国大名。
父・氏康の後を継ぎ最大版図を築くも、豊臣秀吉の小田原征伐により籠城の末に降伏し切腹。
今川義元駿河及び遠江の守護大名・戦国大名。桶狭間の戦いで織田信長に破れたことが有名だが、軍事改革、領国経営に手腕を発揮し、今川氏の戦国大名としての最盛期を作り上げた功績は絶大。
明智光秀戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。織田信長の重臣の一人で、本能寺の変を引き起こした事で有名。その後羽柴秀吉との山崎の戦いで破れ、世に云う三日天下に終わった。
柴田勝家戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名。本能寺の変後、織田氏の後継者問題で羽柴秀吉と対立。賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、越前北ノ庄にてお市とともに自害した。
真田幸村安土桃山時代から江戸時代初期の武将。関が原に向かう徳川秀忠軍を父・昌幸と上田城に足止め。大坂の役では真田丸を築き、孤軍奮闘。夏の陣では家康本陣に肉薄するも戦死。
● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/
pazz

 

講座カリキュラム

1か月目
対人関係に関する
スキルを学ぶ
七人の武将の人となり/軍団の編成にみる、七人のリーダーの組織力/同盟関係や政略結婚に学ぶ交渉力・調整力/七人の武将にみるリーダーシップ/信長と光秀に学ぶ、部下との関係の築き方・悪化の仕方/良好な人間関係を築く能力の高かった今川義元/相手に正しく、効果的に情報を伝える力を持っていた明智光秀/浅井長政に学ぶ人格の磨き方/他
2か月目
実務に関する
スキルを学ぶ
真田幸村にみる、先代の業績の継承の仕方/武田勝頼に見る、人を惹きつける魅力を失う時/明智光秀の人材育成力/今川義元はなぜリスクマネジメントに失敗したのか/柴田勝家に見る、戦略的・ふかん的に物事を考える戦略的思考力/今川義元のイノベーション/真田幸村の創造的思考力/北条氏政に学ぶ構想力/敗れた者たちには何が足りなかったのか?/他
3か月目
ゆかりの地を訪ね、
歴史を知る旅
ゆかりの地を訪ね、歴史を知る旅 本コースに登場する武将たちにまつわる城、街、寺社仏閣、古戦場などを紹介しながら、歴史と地理を学んでいきます。
教材構成  テキスト3冊/提出課題3回
著者 小和田哲男(おわだ てつお)(文学博士、歴史学者、静岡大学名誉教授)
日本の文学博士、歴史学者。特に日本の戦国時代に関する研究で知られる。静岡大学名誉教授。

 

執筆指導講師からみなさまへ

小和田哲男先生
私は、歴史は鏡であるとよく言っています。過去を写し、未来を照らす。歴史をただ過去のものとして所謂回顧趣味で終わらしてしまえば、本当の歴史ではありません。むしろ歴史を学ぶことによって、自分の生き方の指針にする。そういう姿勢を多くの人も持ってもらいたいなと思っています。
本コースでは、具体的に歴史の事実として、誰がどういう場面で発揮したのか、実務に関するスキルに直接結びつけた新たな捉え方で解説しています。自分に照らし合わせながら学ぶことにより、多くのヒントを得ていただければ幸いです。

 

小和田先生特別インタビュー

 

受講生のみなさんから寄せられた声

●会社の同僚が本講座を楽しそうに受けていたので決めました。歴史についてはほとんど興味もなく無知な私でしたが、テキストを読んでいるとかなり夢中になっていました。これを機会に少し歴史を勉強してみようかと思いました。(運送・40代・男性)

 

●歴史小説などでは登場する人物は同じでも、主人公が誰なのかによって、ある人が良い人になったり悪人になったりするが、その人の事蹟を評価し、結果に結びつける視点を中立的にまとめて見ることができて新鮮でした。(保険・50代・男性)

 

●肌感覚だが、同年代の男性の多くは戦国武将や出来事について一度は関心を持った経験がある。通ってきた道だと思う。社会人を長くやり、忘れかけているそれを、マネジメント層となった彼らが学ぶ出会いとして、本コースを勧めたいと思っています。(金融)