ビジネスに活かす、プライベートでも役立つ。統計データを知れば明日へのヒントが見えてきます!

統計データから読み解く 日本と世界の未来像

  • 受講期間:3か月
  • 受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)

統計データは宝の山

 

数字とグラフを読み取りながら、
日本と世界の「今」について学んでいきます。

学習のねらいと講座の特徴

● 情報リテラシーを身に付ける 
本コースでは、多種多様なグラフ・図を読みながら、モノ事の正しい認識眼や正しい情報取捨選択をおこなうセンスを磨いていきます。
普段、テレビや広告、インターネットを通じて私たちの目に触れるデータやそれを元にしたグラフなどの多くは、情報発信者にとって都合の良い項目、期間、傾向などが強調されるなど、部分的に加工されている場合がほとんどです。裏を返せば、統計データそのものをニュートラルに読むことができれば、なかなか知りえない、正しい情報を引き出せるのです。 
● 日本と世界の明日の姿が見えてくる
混迷の現在、先を予測することは益々難しくなってきています。しかし多くの場合、身の回りにある統計データを読み込んでいけば、明日の姿のヒントを掴むことが可能になります。日本の実像、世界の真実など我々を取り巻く多様なデータを知ることにより、未来という不確定要素をチャンスに変える力を養います。 
本コースの著者は、データを扱う能力と鋭い分析から、主宰するサイトに大きな注目が集まる本川裕さんです。統計データのスペシャリストのノウハウを、分かりやすく面白く学べます。
● 例えば・・・・主要国に対する世界各国の評価をグラフ化すると

注)国の順番は世界各国の評価についてのプラスの割合の大きい順。空白部分は「一概には言えない」「どちらともいえない」「分からない」「無回答」。世界各国の評価は、22カ国、24,090人(各国約1,000人)の成人を対象とした面接及び電話による調査による(2012年調査は2011年11月6日~2012年2月17日調査実施)。22カ国は図のなかのEU、南アフリカ、イスラエル、北朝鮮、イランを除く国のほか、メキシコ、ペルー、チリ、エジプト、ナイジェリア、ガーナ、ケニヤ、オーストラリア、インドネシア、スペイン(ブラジル、中国、エジプト、インドネシア、ケニヤは都市部のみ)。世界各国の評価には自国への評価はカウントせず(従ってこの場合は21カ国の評価となる)。 資料)BBC World Service

● 本講座の受講で身につくこと
他人にちょっと話したくなる日本の実像、世界の真実に対する知識
データの中立的な見方を元にした、先見力、未来予想
情報を取捨選択するセンス、能動的に情報に接する姿勢、情報リテラシー
データ、グラフ、図表を扱うセンスが高まることによって磨かれる、情報発信力
● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/
pazz

 

講座カリキュラム

1か月目
日本と世界の
社会・文化・政治

社会、文化、政治について、各グラフの特性を活かした表現方法とともに、日本と世界を比較して、意外な事実を学んでいきます。

 

序章 統計データとは何か
第1章 日本と世界の「社会」
日本人の「絆」はまだあるか
ゆとり世代 vs 世界 学力調査
新トレンド!? LGBTの許容度/他
第2章 日本と世界の「文化」
生まれ変わるとしたら男がいいか、女がいいか
世界の事情 結婚・同棲・未婚
日本、韓国、中国、台湾……どこが一番アジアらしいのか/他
第3章 日本と世界の「政治」
少子化は一体全体、誰のせい?
評判のいい国、悪い国/他

2か月目
日本と世界の
経済・生活

経済、生活について、グラフや相関図を使って学びます。また統計データの、ちょっと変わったアウトプットの仕方も見てみます。 

 

第1章 日本と世界の「経済」
日本のGDPは本当に世界第3位?
働き者No.1はどこの国か
日本の電気は安いのか、高いのか/他
第2章 日本と世界の「生活」
太りすぎと寿命と国民性の話
幸せはお金で買えるのか
警官は犯罪を減らしているのか/他
第3課 統計グラフ・アラカルト
国力をヴィジュアライズ 世界各国のGDP規模マップ/他

3か月目
ワークブック
 ワークブックを学習。1ヶ月目と2ヵ月目で学んだことを実践していく期間です。ニュースや新聞で見かけた気になるグラフやデータを使います。 
ニュース等で見かけたグラフの表現がよいものかどうか考察したり、目に留まったデータをグラフ化するなど、今まで磨いてきた視点を活かすためのワークに取り組みます。
教材構成 テキスト2冊/ワークブック1冊/提出課題3回
著者

本川 裕(ほんかわ ゆたか)
アルファ社会科学株式会社 主席研究員 

 

1951年、神奈川県生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒。財団法人国民経済研究協会常務理事研究部長を経て、現在アルファ社会科学株式会社にて主席研究員、立教大学にて兼任講師を務める。そのかたわら、主宰するWebサイト『社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/)』において、様々な団体から発表されている統計データをグラフと解説で分かりやすく発表している。
著書に『統計データはおもしろい! -相関図でわかる経済・文化・世相・社会情勢のウラ側-』、『統計データはためになる! -棒グラフから世界と社会の実像に迫る- 』がある。

 

執筆指導講師からみなさまへ

 
最初から既成概念や通念に沿ったデータやグラフばかりが取り上げられることにうんざりしているのは、私だけでしょうか。 また、増加傾向を際立たせるため、年数を表す横軸を短く、値の変化を表す縦軸を長くしたような意図的なグラフも多くなっています。 テレビなどでグラフが取り上げられるときには、単系列の増加ないし減少グラフ、また複数地域の単純な比較グラフが多く、それも都合よい年次、都合よい国が選ばれていることがほとんどです。 グラフやデータは分かりやすさを増す説明資料とだけ捉えられていて、いわばグラフやデータのもつ説得力が悪用とまでいわないものの乱用されているケースがしばしばです。 どうしてもっと当たり前でなく、意外なこと、あるいは忘れていた真実、もっと勇気がわいてくるような傾向など、我々を取り巻く状況の多様な姿を表すことができる可能性の大きい有意義な存在として扱われないのか、 残念でなりません。
 世の中には統計データから潜在的に読みとれることの、ほんの一部しか現れていないというのが実態です。国民の一人一人が統計データに対するリテラシーを高め、自らの観点でデータを読みとり、自信をもってこれを発表することが大切です。

 

受講生のみなさんから寄せられた声

●自身の日常業務に役立つ学びとして、特に膨大な情報量を資格に訴える形で集約する際の手法の幅を広げられたと感じています。グラフは他人への理解を求めやすいばかりでなく、字面を追うだけでは自分でも気付けなかった事柄を、不意に教えてくれたりすることもあるため、積極的に活用してみたいと思います。(地方公務・30代・男性)

 

●種々の統計データの見方を学ぶことによって、お客様のアンケート結果などをいろいろな角度で見ることにより、因果関係が見えきそうです。(製造・40代・男性)

 

●客観的な日本や世界の現状を把握できるので、様々なコミュニケーションの中で活用出来そうだと思った。(製造・30代・男性)

 

●今回のテキストは単に問題を解くためだけのものではなく、計画策定や事業の企画立案にも活用できる資料が豊富に存在し、講座を受講して本当に良かったという満足感でいっぱいです。今回学んだ成果を日常業務に活かしていきたいと思います。(地方公務・40代・男性)

 

制作担当者からのひと言

普段、私たちは、テレビにしろ新聞にしろインターネットにしろ、ニュースなどの情報は全てメディアを通して得ています。そのため、その情報の伝え方にはなんらかのバイアスがかかっていることもあるでしょう。そうした中では、統計データを元にしたグラフは何らかの説を補強するための材料としか見られません。統計データそのものを、なんの先入観もなしに読むということは、残念ながらほぼないのです。
しかし本来、統計データには様々な情報が隠されており、データそのものを読むことによって知ることの出来る、意外な事実というものがあるのです。そうしたことを知る、好奇心を刺激する体験とともに、色々な種類のグラフの特徴、扱い方をこのコースでは学ぶことが出来ます。
データを読むことで知識をつけながら、情報に対するセンスが磨ける、一粒で二度美味しいコースです。