正しい日本語の使い手になる。
間違いやすい日本語・正しい日本語
- 受講期間:3か月
- 受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)
最近、言葉が乱れていませんか?
知ってそうで知らない、
使えてそうで使えていない、
「正しい日本語」を学びます。
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学習のねらいと講座の特徴
- ● 何気なく使っている、耳慣れたあの言葉が・・・。
- 以下はどれもよく耳にする慣用句ではないでしょうか、と言いたいところですが、ちょっと待ってください。実はすべて“誤用”とされている用法です。正しくは右のようになります。
誤用 | 正 |
寸暇を惜しまず | 寸暇を惜しんで |
的を得る | 的を射る |
身入りのいい仕事 | 実入りのいい仕事 |
熱にうなされる | 熱に浮かされる |
汚名挽回 | 名誉挽回 |
誤用 | 正 |
台風一家 | 台風一過 |
素人はだし | 玄人はだし |
青田狩り | 青田買い |
舌の先の乾かぬうち | 舌の根の乾かぬうち |
取りつく暇がない | 取りつく島がない |
誤用 | 正 |
眉をしかめる | 顔をしかめる |
無実を晴らす | 無実の罪を晴らす |
堂にはいる | 堂に入る |
飛ぶ鳥跡を濁さず | 立つ鳥跡を濁さず |
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このような日本語の誤用はまだまだ氷山の一角で、知らず知らずのうちに本来の使い方とは誤った使い方をされがちな言葉がたくさんあります。
もちろん、言語は変化していくものです。今は誤用とされている使い方が、いつかは正しい言葉となることも大いに考えられます。しかし、ビジネスの場では、できるだけ正しいとされている日本語の使い方をしたいものです。
- ● イラストと練習問題でスルスルと頭に入る
- 各項目ごとのイラストと練習問題なので、目で見てイメージし、実践問題を解くことで、使える正しい日本語を習得できます。
- ● 本コースで学ぶこと
- 1ヶ月目: 第1巻を学習。よく使われている「言葉」「語彙」の表現を取りあげ、解説していきます。意外と知らなかった意味や語源に出会います。
2ヶ月目: 第2巻を学習。ことわざや、”現代”の言葉、美しい言葉や正しい表現を学びます。日常的に取り入れてながら豊かな表現を手に入れましょう。
3ヶ月目: ワークブックで学習。1ヶ月目と2ヵ月目で学んだことを実践していく学習期間です。
- ● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
- IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/ -
講座カリキュラム
1か月目 日本語を見直す! 間違いやすい言葉・ 語彙・慣用表現を 学ぶ | 第一巻では、知らず知らずに使っている間違いやすい言葉・慣用表現を解説します。 第一課: 正しい日本語ってなに? 言葉の正しさは誰が決めるの?/古語は昔の現代語/言葉の乱れと誤用の違い/なぜ言葉は変わっていくのか?他 第二課: 誤って使われがちな慣用表現 季節に関連した慣用句/動物に関連した慣用句/体の部位に関する慣用句/宗教に由来した慣用句/言動に関する慣用句 他 第三課: 意味を勘違いしがちな言葉や表現 気が置けないのは仲の良い証拠?/意思と意志の違い/「考えが煮詰まる」と使いますか?/「一姫二太郎」子供は何人? 他 第四課: 漢字を間違えがちな言葉や表現 国敗れて山河あり→国破れて山河あり/一部の隙もない→一分の隙もない/喝を入れる→活をいれる/瓢箪から独楽→瓢箪から駒 他 第5課: 読み方を間違えがちな言葉や表現 「ず」「づ」の違い/伸ばす音は「うー」?/いづれは→いずれは/ほうずき→ほおずき/うなづく→うなずく 他 |
2か月目 日本語を 味わい尽くす! 知って得するオモシロ表現を学ぶ | 第二巻では知って得する、面白くて興味深い言葉・表現を解説していきます。 第一課: 語源を知れば、なるほど納得! 眉唾はなぜ「まゆとつば」なのか?/「らちがあかない」のらちってなに?/さばを読むの語源は?/こけら落としのこけらとか?他 第二課: よく使うけどわからない不思議な言葉・慣用表現 「一両日中に~」とは、どのくらいの日が必要なのか?/明日は「あした」と読むか「あす」と読むか/女でも兄弟と書くのはどうしてのだろう 他 第三課: OK?NG? 〝ビミョー”な言葉・新しい言葉 全然いい!はビミョーなライン/「すごい」「かわいい」「やばい」を別の言葉で言い換えてみよう/外来語が日本語に転じた言葉 他 第四課: 使い続けたい、少し古めかしくも美しい言葉 日本の自然や四季、生活様式にまつわる言葉/一言言い換えるだけでワンランクあがる表現/日本語でしか表せない素敵な表現 他 第五課: 間違いやすい敬語&アクセント コンビニ敬語/「サ」入れ言葉/若者はなぜ語尾をあげるのか?/「お」と「ご」の使い方豆知識 他 |
3か月目 ワークブック | ワークブックで周囲の日本語の誤用をピックアップ、日本語に対する意識と感覚を高めていきます。 |
教材構成 | テキスト2冊/ワークブック1冊/提出課題3回 |
制作担当者からのひと言
言語は変わりゆくもの・・・。とはいえ、いくらなんでも、最近の日本語はおかしくないですか? 最近の日本語。
言語は時代に合わせて変わっていくものです。平安時代と現代とではかなり異なる日本語が使われており、昔の日本語は「古語」となり、訓練された者でなければ読むことができません。そう考えれば、そもそも「日本語の乱れ」など存在せず、そのとき使われている言葉が常に正しい日本語である、という考え方もあります。
その一方で、正しい日本語や美しい言葉づかいが存在しているというのも事実です。特に公の場になればなるほど、それは必要とされます。日常会話においても、「本来の意味とは違うけど分かって使っている」場合と「何も知らずに誤用している」場合では大きな差が出てきます。また最近では、TVやパソコン、ネットなどの影響か、全く無自覚に日本語を誤用している人が少なくありません。
そこで、ビジネスマンを対象とした、よく誤って使ってしまいがちな日本語と正しい日本語について学ぶ意義は大きいと判断し、通信教育講座を開発することにいたしました。よく間違いがちな日本語をピックアップ。解説し、練習問題によって正しい使い方を身につけていきます。