真実をつかむ、本質を見抜く、地頭力を養う

分析力と問題発見力を高める
数字の読み方・見せ方・活かし方

  • 受講期間:2か月
  • 受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)

視点を変え、見方を知れば
本質が見えてくる。
ポイントを押さえた
数字の読み方を学びます。

学習のねらいと講座の特徴

● 間違った「モノの見方」、「数字の読み方」をしていませんか? 
たくさんの情報やデータがあるにもかかわらず、どこを見ればいいのかわからない、見ているようでじつは見ていないといったことがよくあります。また、本質と離れたとらえ方をしたり、数字をしっかり把握することもなく、イメージで考えを述べたり、間違った数字や統計で分析をしたために、真の課題や問題点を発見できず、解決できないこともあります。
● 数字なしでは真実はわからない
世の中のことも、会社のことも、数字がなければ、現状の把握も分析もできず、何が問題なのかはっきりしません。本質に迫り、分析するためには数字の裏づけが必要です。本コースでは、数字の読み方から、数字を、説得するときの材料にするといった活用方法まで幅広く学習します。
● テキストの内容は?
まず、第1章で、いかに、わたしたちが、見えているようで見えていないかについて、著者の経験からいくつかの例を通じて説明し、ものが見えるようになる条件が「関心」と「仮説」であることと、その仮説の立て方をご紹介します。そして、仮説を立ててものを見る実例を紹介します。
第2章では、ものごとの本質をとらえる力を養う方法を説明していきます。
また、第3章、第4章では、ものごとのの本質に迫るためには数字を読めることが必要ですが、その数字をどう読むかについて、詳しく述べています。すべてを読み終わったときに、その前には見えなかったものがどんどん目に入ってくるようになり、あるいは、今まで見ていたもののまた違った側面や組み合わせが見えてくるようになるはずです。
● こういう方におすすめ
■いつもこんなとらえ方をしている方
 「今日は、たくさんの人を集客できた」
 「今回のPRはすごい効果があった」
 「訪問件数は●●さんより、多いと思う」
 「今月の売上は昨年より少し下がった」
■いつもこんな行動をしている方
 毎日の通勤は、何も考えずに同じ道を通っている・・・。
 没頭しすぎて、周りの様子が見えなくなる・・・。
 テレビや新聞の報道を鵜呑みにしてしまう・・・。
 先読みできず、仕事が後手後手になってしまう・・・。
● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/
pazz

 

講座カリキュラム

1か月目
分析し課題を発見するために
必要なこと

 ≪ものごとのとらえ方・数字の読み方の方法を学ぶテキスト≫
 本質のとらえ方、ポイントを押さえた数字の読み方を学習します。

第1章 「ものごとがよく見えるようになるには
(見方が変わると世界が変わる/関心と仮説で見えなかったものが見えてくる/仮説を立てる力を伸ばす/コンサルタントの視点に学ぶ)

第2章 本質をとらえる力を高めるには
(本質をとらえるための道具を使う/本質をとらえるための切り口を知る/関心から仮説という強制環境をつくる/本質をとらえるための行動をとる)

第3章 数字によって見えてくるものとは
(数字の必要性を知る/具体化(数値化)できる力をつける/数字と数字の関連を見つける力をつける/バイアスがかかることを意識しておく/統計とデータのからくりを知る)

第4章 数字に強くなるためには
(数字の概要をつかむ/比較する力をつける/主な数字を覚える/推測する力をつける/他)

2か月目
数字に慣れるための
トレーニング

 ≪ものごとのとらえ方・数字の読み方の方法を学ぶワークブック≫
 ワークブックで決算書の読み方やグラフの作り方を学習します。

第1章 ものごとをよく見るためのトレーニング
(共通点をさがす/視点を変える/分解して取り替える/6W2Hで見る/PPMで見る/SWOTで見る/フレームワークの引き出しを増やす)

第2章 基本の数値と定義を理解するトレーニング
(基本の数字をおさえる〔労働人口、国家予算他〕/自分や会社に関わる数字をおさえておく〔損益計算書、貸借対照表の経年比較や同業他社比較、分析の仕方など〕)

第3章 グラフを上手に活用するトレーニング
(定点観測する/タテ軸の目盛りを変えて見る/二つの軸で見る/累計で見る/面で見る/比較して見る/目的別グラフのつくり方/他)

第4章 設問の解説

教材構成  テキスト1冊/ワークブック1冊/提出課題2回

執筆指導講師

小宮 一慶((株)小宮コンサルタンツ代表取締役)
大阪府生まれ。京都大学法学部卒業後、 東京銀行入行、米国ダートマス大学エイモスタック経営大学院卒業(MBA取得)。東京銀行システム部部長代理(経営情報システム担当)、財務開発部部長代理(M&A担当)、岡本アソシエイツ取締役、日本福祉サービス(現セントケア)企画部長を経て現職。この間、93年にUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)選挙監視員として、総選挙を監視。2005年から09年3月まで明治大学会計大学院特任教授を歴任。フィールドでの実践をもとに、企業規模、業種を問わず、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上の講演を行う。新聞・雑誌、テレビ等の執筆・出演も数多くこなす。主に、『どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座』、『日経新聞の数字がわかる本~「景気指標」から経済が見える』など著書多数。

 

執筆指導講師からみなさまへ

小宮一慶講師
あなたは、観察力に自信がありますか? あなたには、ものごとがよく見えていますか? ものごとを見抜くには、まず、自分には見えていないものがある、分かっていないことがあるということを自分で認識していることがとても大事です。人は、満たされない状態にあるからこそ、必要として求めるのです。そこではじめて問題意識や当事者意識が生まれるのです。
今日のようなモノあまりの時代、私たちに大切なことは、他の人が気づかないことを見つけ、予測したり、発想したりすることです。それができる人や会社だけが成功を納めることができるのです。
そのためには、何をすべきか。そこには、それなりの「技」があります。「見える力」すなわち「発見力」とも言うべきスキルがあり、仕組みがあり、方法論があります。また、より本質を見ていくために、数字という客観的なモノサシが必要です。この発見力と数字力を養うための考え方や方法を、本講座で学んでいってください。

 

受験生のみなさんから寄せられた声

ふだん、技術や品質などの数字は見ていますが、会社や経済などの数字については疎いので、基本から学びたいと思い受講しました。株価と為替を定点観測してみると相関関係がわかって面白かったです。(機械メーカー 38歳)

 

グラフを作成するときは、目的をもって作成することや、比較するときに共通点や相違点の両方で見ていくという、あたりまえだけど忘れがちなことを気づかせてもらえました。(食品メーカー 32歳)